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【3月】社内DX取り組み:奈良事務機の場合

お世話になります、株式会社奈良事務機です。

今回は、当社の社内DXの取り組みについてお話しします。

当社は昨年12月よりDXに向けての取り組みを始めました。現在おこなっているのは、もっぱら社内業務のペーパーレス化です。
最初に取り掛かったのは経理業務でした。今までは振替伝票を紙で起こして証憑と一緒に税理士に丸投げしていました。郵送した伝票を税理士事務所の方で帳簿に入力するため、どうしても時間がかかってしまいその月の決算数字が判明するのは2ヶ月以上先でした。過去の数値を見たところですでに改善のしようがないため、いままでは決算数値をあまり経営に活かすことができていませんでした。
そこでクラウドの会計ソフトを導入しました。経理の方も最初は分からないことが多く帳簿入力に時間がかかりましたが、外部のサポートもあって今ではだいぶ早く入力ができています。まだまだクラウドに完全移行とはいきませんが、現時点でもだいぶ紙の帳票が減っているのが実感できます。
次に取り掛かったのは営業活動です。今までの営業日報は毎日紙に記入して上司に提出する、というスタイルでした。上司も部下の当日の活動は分かりましたが、一週間や一か月単位になると活動の分析ができない状態でした。
そこでまず、紙の運用はそのままにしながらそれらの日報記録をエクセルデータに起こすことからスタートしました。紙データをエクセルデータに起こすのは一見無駄に見えますが、それでも実施したのは毎月の営業活動の傾向を把握したかったからです。営業マンがどのような動きをしているのかは、高いシステムを導入しなくてもエクセルを使えばある程度は分析できます。どこの会社も独自の営業活動をしているため、自社の営業スタイルを分析把握してからそれに合ったシステムを探した方が失敗は少ないと思いました。エクセル分析の結果、既存のベンダーで提供している営業ツールには当社に合ったものが無かったため、ゼロから自社に合った仕組みを開発できるキントーンというクラウドを導入することになりました。開発会社と何回もミーティングを重ね、当社の営業スタイルに合ったシステムに仕上がりました。いきなりベンダーの営業ツールを導入しなくて良かったと思っています。

当社がいましゃかりきになって実行しているのは「DX化」の手前、業務ごとの「デジタル化」だと思います。紙を無くしペーパーレスにする、これをやることで次の世界が見えてくると思っています。DXと言っても先は長い、だから一歩一歩部分最適化を行いながら前進していく。確かな一歩の積み重ねでしか、遠く(DX)へは行けない byイチロー。今はこんな心境です。

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中小企業のDX取り組み調査(ブルーレポートmini 10月号)
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